・スーパー強力LEDライト2015/03/18 17:25

このLEDライトは以前から気になって探していたもの。 数年前に他の調律師が使っていて便利そうだったので電気店、ホームセンターなどを見て回りましたが、結局は探すことができませんでした。どうも廃盤になったようです。これは数週間前にネットオークションで見つけたものです。LEDが6個付いてて9V角形電池に取り付けます。検索は、大日向スーパー強力LEDライトで、今アマゾンなどでも買えるようですよ。

・ピアノの寿命2014/04/07 10:46

お客さんの質問で、ピアノの寿命を聞かれることがよくあります。
ご自分のピアノがあとどのくらい持つか知りたいのでしょう。
毎年調律をして今のピアノを使ったほうがいいのかとか、買い換えようかとか。
私も答えに困ります。条件によって答えが違うからです。
コンサートホールのような音楽を最良の音で聴かせるようなピアノと家庭の四畳半くらいの部屋で子供さんが練習するのではかなりの差があるからです。
コンサートホールでは、世界の一流の演奏家が演奏する訳ですから、常にメンテナンスもレベルの高い物を要求されますし、その演奏に答えられなくなった楽器は寿命なのです。

先日調律に伺ったピアノは、昭和36年8月の製造で、もう53年近く前の物です。
私が調律に伺って20年くらいが経ちますが、ご家庭で弾くものとしては音の伸びは多少落ちてきたものの、鍵盤などは軽快に動き、深いいい音がしてると思います。それは、当時相当な値段がして、それなりに部品もいい物が使われていることと、その家庭がそのピアノを大切に思ってきたことが寿命を感じさせない理由かも知れません。

・エスプレッソブラシ2014/01/17 11:51

ピアノの掃除を手際よくするのにはいい道具が必要です。ドイツ製かなREDECKERレデッカーエスプレッソブラシを購入しました。 もう一つ大きいブラシは持っていますが、細かいところはなかなか難しいです。1700円くらしでした。掃除が楽しくなりますね。

・白鍵木口剥がし2013/12/07 10:26

白鍵の木口が黄ばんでくることがあります。ひどいものには、茶色く変色したりもします。そういう時は、貼り替えてスッキリさせたいものです。 簡単に剥がせるものもあれば、なかなか剥がせないものもあります。 この自作の工具があればなんとか上手くいきます。

・鍵盤張替修理2013/06/09 05:55

白鍵の貼り変え修理です。鍵盤のはみ出し部分が2ミリくらいあると、手でやすりをかけて削っていくのは大変です。時間もかかりますし、真っ直ぐになりにくいです。            そこで機械の力を借ります。トリマーという電動工具にコロ付きストレートビットを取り付け鍵盤側にコロをあてながら、鍵盤を削っていきます。 周りは飛びカスだらけになりますが、作業はかなり楽になります。

・ペダルを磨かない理由2013/05/12 10:53

友人が工房を訪れ中古ピアノを買ってくれました。理由を話し、ペダルや真鍮部分の金属は磨かないで販売したいということを快く受け入れて頂きました。ペダルや蝶番などの真鍮でできてるものは時間が経つと酸化してくすんできます。でも、ペダルなど触れてる部分は光ってきます。私はこれがいいと思いますし、美しいと思うのです。コンパウンドで真鍮部分全部をピカピカに磨くのを美しいというのもありますがどうでしょう。物が生きてきた時間の経過が感じられないのです。真鍮が酸化しているのは汚れではないのです。もちろん要望があれば磨きますよ!

・グランドピアノ譜面台の修理2013/05/11 16:26

譜面台の角度をつけるストッパー右部分が折れてたので修理しました。この部分の素材は本体と同じプラスティック樹脂でできています。直径5.5ミリ長さ10ミリの大きさです。過度な力が加わると簡単に折れてしまうでしょう。折れていたのは右側だけでしたが、まだ折れていない左側も心配です。ついでなので両側直径6ミリの真鍮棒を2センチ本体に埋め込み修理完了です。 もう、これで折れることはないでしょう。 数十年前のピアノの譜面台には真鍮のストッパーが付いていました。いつ頃からプラスティック樹脂になったのでしょう。

・90年位前のイギリス製ピアノ2013/03/31 09:49

古いピアノを修理しているといろんなことを考える。 これ名前かな?もうこれを造った人死んでるんだよな?私が修理して喜んでくれてるかな?

・イバッハの筬2012/10/05 22:11

イバッハの筬(おさ)です。筬とは、グランドピアノの鍵盤とアクションを乗せている部分です。左のペダルを踏むと鍵盤が右側に少し動きますよね。その部分です。でもこのイバッハはペダルを踏むと左側に動きます。 写真は裏から撮ったものです。 珍しいのは、筬の奥側にも棚板との接点を調整できるスクリュウが取り付けられているところです。

・イバッハのサポート2012/09/23 08:05

1920年頃のイバッハのサポートをしたから撮りました。
下中央部の少し木材の色が濃い丸い部分。
センターピンを入れたときにフレンジの割れを防ぐための補強材なのかなっと思っています。作りが丁寧です。