・M・Bゴフスタイン「 ピアノ調律師」2015/02/26 02:37

人生で自分の好きなことを仕事にできる以上に 幸せなことがあるかい?

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お客さんから教えていただいたM・Bゴフスタインの 絵本「ピアノ調律師」の中のピアニスト、アイザック・リップマンの言葉です。 私自身も忘れかけてた、調律という仕事を志した時にいだいた大きな思いです。

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デビー・ワインストックは、まだ小さな女の子です。彼女のおじいさんのルーベン・ワインストックは、仕事に厳しく孫娘を愛する世界一の調律師です。ルーベンはデビーをピアニストにしたいと思っていましたが、デビーの憧れの仕事は、大好きなおじいさんと同じ調律師だったのです。

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我が家にピアノがきたのは、中学2年生の頃でした。年に数回の調律の時はできるだけ時間を合わせてもらい仕事を見せてもらっていました。とは言っても、理解できるような耳も知識もありません。ただ音を聴き、見えない別の世界に想いを馳せるのでした。それは、オーロラのカーテンの大きな揺らぎのようだったり、空に浮かぶ消えそうな雲のようだったりとそれを操る魔術師の仕業と、見えない世界への憧れは募るばかりでした。そして、私もそれを仕事にしてみたいと真剣に思うようになりました。

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